膨大なクリスタ(CLIP STUDIO PAINT)のASSETS(素材)の海から、気になった素材を使っていきたい!というこのコーナー。
記念すべき第1回目は「ラフ線画着彩ブラシセット」のレビュー?です。
せっかくなので、他のツールは一切使わずにこのセットだけで絵を描いてみました。
素材の詳細
ASSETSのページはこちら。
作者のmano_mo0さんが普段お使いになっているペン&ブラシ合計5種のセット。
ラフ用の「ラフ用ペン 薄め」「ラフ用ペン 濃いめ」、ペン入れ用の「線画用ざらつきペン」「線画用なめらかペン」、塗り用の「筆圧ぼかし塗りブラシ」が同梱されています。
気になっていましたら、あれよあれよと無料デイリーランキングに仲間入り!気になっている方も多いということですよね。
実際使ってみた:ラフ用ペン 薄め
ラフ用ペンは薄めを選択し、ガシガシ描いていきます。
汚い!!!
ラフからキレイに描かれる方に憧れますね。
理想はラフなしなんですけど、なかなかですねえ……
するっとした描き心地で、描いていて気持ちがいいブラシです。ひっかかりが一切ないのが○!
ペン入れ:線画用なめらかペン
ペン入れは「線画用なめらかペン」を選択。
汚い。
ラフと変わらんやないかい!という感じですね。
思ったよりも入り抜きが少ない印象です。
私は筆圧が低すぎるレベルなので、もしかしたらもっと筆圧が高い方であればきれいな入抜きができるのかもしれません。
(素材ページの投稿者様のサンプルは美しい線でしたし……)
2.5~4pxくらいでペン入れをしました。が、自分の中ではちょっとこれは線画として使えない(このアセットが使えないわけではないです)ので、厚塗り傾向でいこうと決めました。
塗り:筆圧ぼかし塗りブラシ&線画用なめらかペン
ざっくりと色を取って、後は塗り用のブラシ「筆圧ぼかし塗りブラシ」を基本的に使用しました。
この「筆圧ぼかし塗りブラシ」は、筆圧を弱くするとぼかしっぽくなり、強くするとしっかりと色がつくブラシです。
なので、しっかり塗りたいときは筆圧を強めに、ぼかしたいときはさっと撫でるように使うとキレイです。
参考になるかは謎ですが、しっかり塗った時のブラシの雰囲気の動画はこちら。
頬にかかる髪を塗ってます。
ぼかす雰囲気の動画はこちら。
こちらは首の影(紫部分)を塗ってます。
筆圧弱めだと辛いかも
塗り用の「筆圧ぼかし塗りブラシ」ですが、筆圧が弱めだとちょっと辛いかもしれません。
というのも、色を塗っている時にぼかすつもりで撫でたらしっかり色が置かれてしまった……ということがめちゃくちゃ多かったからです。
とはいえ、ダウンロード後一切ブラシ設定も触っていないので、混ざり方などを調節すればいい感じかも?とは思います。
ぼかしがはいった時の伸びは非常にキレイだったので、相性がいい方はかなり重宝できるのでは?と思いました。
個人的には髪の毛のツヤを作っている時に透明色を使って消していたんですが、消え方が美しくて感嘆しました!
基本的には塗り用のブラシを使用して、主線や細かい部分は「線画用なめらかブラシ」を使いつつ、整えていきました。
出来た絵がこちら。
そして、出来た絵がこちらです。(加工を施してあります)
正直言うと初見ブラシのみで描くのは結構な苦労もあったのですが、色の混ざりや馴染みがとってもよくて、慣れたらもっとクオリティを上げられるんじゃない?という印象はあります。
使わせていただいていて、するっと気持ちよく塗れるな~と感じることが多かったので、次に厚塗りする時にも使ってみたいな~!と思えるブラシ群でした。
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